ザンビ(TEAM BLUE)のライブビューイングを観た感想
舞台「ザンビ」(TEAM BLUE)のライブビューイングを観てきました。
11月21日にオープンしたばかりのマークイズ福岡ももちの中にある「ユナイテッド・シネマ福岡ももち」が会場です。ホークスタウンの跡地が立派に生まれ変わっていました。
乃木坂46メンバーが凄かった
乃木坂46の久保史緒里さんと梅澤美波さんが凄かったです。舞台演技の定評のある2人ですが、今回の舞台も素晴らしかったです。坂道メンバーの中ではこの2人が1つ上のレベルにあったと思います。
Twitter上で「久保ちゃんがスゴイ」というツイートがたくさん流れていましたが、冒頭ですぐにその意味がわかりました。歌のパートは群を抜いて上手かったです。演技も素晴らしく、初めて見た人が驚くのも納得です。
梅澤さんは今回の劇の中で一番バックグラウンドのストーリーが見える一ノ瀬杏奈という役を完全に成っていたと思います。怯えの表現や弱さを見せないといけない役を演じ切れていました。舞台「セーラームーン」のときとは全く違う顔でした。
ひらがなけやきのメンバーもさすがの演技
けやき坂46(ひらがなけやき)の柿崎芽実さんと加藤史帆さんの演技も良かったです。序盤の後輩感と終盤の小物感の切り分けが良かったです。特に柿崎さんは感情がよく表れていたと思います。
漢字欅のメンバーは初舞台という部分が出ていた
欅坂46(漢字欅)の菅井友香さんと守屋茜さんは初舞台というのもあり、上記2グループのメンバーよりも少し浮いていた感じがしました。舞台上でも「菅井友香」と「守屋茜」が感じられ、桂雪穂と一色彩菜に成りきれてなかったように見えました。このあたりはやはり舞台経験の差だと思います。
ただ、この2人の役は最後まで正義の役の割にはバックグラウンドのストーリーが用意されてなかった気もします。メインは鳴沢摩耶と一ノ瀬杏奈でしょうが、この2人にももう少し肉付けがあっても良かったのではないでしょうか。
ストーリーは良くも悪くも普通
ストーリーはゾンビ系の話では王道の部類でしょう。期待を裏切るような展開はなかったですが、その分下手に頭を使わずに観劇できました。ただ、全体的に展開が少し急ぎ足だった気もしました。杏奈が双子の姉を殺した犯人を知って仲違いしてからの展開はもう少し細かく丁寧にやっても良かったのかなと思います。
舞台は生で観るのが一番。でもライブビューイングもいい
やはり、劇場に行かないと生の声や温度を感じられないのは確かです。一方、ライブビューイングの場合は演者の表情はとても大きく見られるという良さもあります。
何より地方民としては東京の舞台に通うのは難しいので、ライブビューイングの存在はありがたいです。